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  • 執筆者の写真酔狂ヨシダ

失われた「黄金町」は「天王町」で爆発した (黄金町ダイナマイツ「RED LINE」レコ発@横浜天王町スタジオオリーブ・ライブレポ)

更新日:2019年11月14日



 6月2日、横浜天王町スタジオオリーブで行われた、黄金町ダイナマイツ「RED LINE」レコ発に出ました。

 レイジ先輩には、イベントに呼んでもらっただけでなく、打ち上げで奢ってもらったりもして、改めて本当にありがとうございました。

 ライブ後に観てくれた人と酒飲んで話すのは楽しいですが、それはそれとして、ライブ後には会話出来なかった人が、ブログでライブの感想を書いていたりするのも好きです。

 ということで、自分も諸先輩を真似て、ライブレポを書くということをやってみます。


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1 酔狂

 1バンド目が自分の「酔狂」。

ライブの1曲目「銃」。録音していた音源を貼っておく。



 セトリは、

 ①銃→②五月/鴉→③星賀→④カガリ→⑤蜜柑→⑥荻窪→⑦レーザービーム→⑧厄介なる主体→⑨鉄条の汚辱

 前半は、すこし意識してテンポを落としたものの、結局我慢できないのか最後には速くなって、死にそうになった(最後の曲は本ページ下部のダイジェストで少しみれる)。


2 はなまる

 前回オリーブで共演済みの、居そうでいなかった尊い女性アコースティックユニット。

 前半はずっと笑顔で「半ライス大盛り!」等パワーワードを連発し、「半ライス大盛りならライス普通盛と変わんなくない?」と思わせておきながら、後半になると絶叫して煽り散らすというそのコントラストが一番の「尊み」。

 「酔狂」メンバーは全員で終演後の彼女達にウザいおっさん絡みをしていた。要約すると、後半のブチギレモードをもっとみたい派と今のコントラストを大事にして欲しい派で好き勝手言っていたのであるが、そのように観る者を熱くさせるコントラストが尊い。


3 オレンジシガレッツ

 カホンとなんかいい音にセッティングされたクランチギターという組み合わせが「合うのか?」と思うも、「合う」。

 キャッチーでどちゃどちゃカッコよく、最終的にはメロディーを覚えてしまう。

 ギターのトーンの作り方とか、どうやってこの組み合わせを発見したのかとか聞きたかったが、FF7ではユフィ派であるというギタボに「仲間だよ!」と伝えることを最優先とし、それを伝えて満足したため、そのような真面目な話は次回に持ち越された。


4 No.FX

 もうそのまんま。1994年ブレイク4大パンク(GREENDAY,NOFX,OFFSPRING,RANCID)の中で圧倒的に技術を要求されるNOFXを、完成度高く、しかもリクエストに応える余裕もみせながらやってのけるのであるから、それはNo.FXを名乗る資格ありと言わざるを得ない。


5 DENY ONESELF

 昔、湘南台パンク化計画で観たのが印象的で、夏フェス話で盛り上がったこともあり、共演を楽しみにしていたバンド。パンクの中でもカラッとした明るさのあるメロコアをやっているが、量産化された「軽い」メロコアという印象ではなく、ストイックさが非常に良質なサウンドを生んでいる。だから、スナッフィー・スマイルにも例えられるのだと思う。聴くだけでメンバーには「」属性のやつしかいないと断言できるサウンド。「天王町のゴッドガッツ」(byオリーブ福原店長)!


6 蜂蜜地獄

 自分が横浜に来る前からのキャリアの長いバンドで、ダイナマイツ・ファミリーの重鎮バンド。メタルっぽさとアニソンぽいキャッチーさの同居が絶妙だが、ユースケくんがベースで新加入し、ボーカルが急遽ヘルプのよっちゃんさんだったためか、パンク感が上がってたのが自分としては良かった。今後ユースケくんがさらに存在感を発揮するとまた違う雰囲気になりそうで楽しみ。


7 黄金町ダイナマイツ

 そしていよいよ「黄金町ダイナマイツ」。

 「黄金町」という町は、自分が横浜に来たときには既に芸術の街に変えられていたが、元は日本屈指の赤線「RED LINE」(正確には非合法の「青線」らしい。)であったと聞く。海外から来た女性達と日本人が「性」という1点で結びつく奇跡的でエロく危険な町。

 ヤクザと間違われるレイジさんのゴリゴリベースボーカル、メタル寄りのパンクの香りのするsenpanさんのドラム、よっちゃんさんのオルタナ感・USパンク感のあるギター、対照的にツヨシさんのジャパニーズ・メタル感のある単音ピロピロ・ギター。これらの同居がオリーブで観れたその日、確かに天王町には「黄金町」が見えた。

 レイジさんは、後輩達がたらふく飲めるように打ち上げで1万円をさっと置いて切り上げていった。その後どこへ消えたのかどうかは、誰も知らない。



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